変化を求めて

明らかに仕事に対する意欲が落ちている。今年度持っている主な仕事を改めて挙げると、その種類の多さから途方に暮れる。3年担任、地理歴史・公民科主任、教務課、進路課、情報セキュリティ実務担当者、バレーボール部顧問、野球部責任教師。小規模校ということもあり、教員1人に対する荷重は大規模校のそれとは比べ物にならない。そして連年の3年担任。昨年度の3年生と比べると精神的に幼い生徒が多く、担任業務だけでも非常に手間がかかっている。

授業では、6年ぶりの日本史B(しかも5単位)や、新科目の地理総合および歴史総合を持っている。3年間続いたルーティンが崩れ、大きな負担を感じている。慣れた授業をすることがいかに楽だったか、ということを思い知らされている。

さらに、今年度の入学生からは新学習指導要領の実施に伴う観点別学習状況評価が実施される。評価のための材料づくりに追われるとともに、校務管理支援システムの責任者として遅滞なきよう職員にシステムの操作方法を周知しなければならない。

そういったことを考えていると、あまりにもやることが多すぎて、何もやりたくなくなってくる。昨年度は責任感や同僚との一体感から常に前を向き続けることができていた。それが今年度は、なんとも情けない姿である。どれだけ多忙が極まっても、気持ち一つで前向きになれるとは思うが、なかなかそのきっかけを掴めないでいる。この独白は、変化を求めての自分なりの足掻きであろう。もちろん、洗練された文章に触発されたことが一番の理由ではあるが。

思い立ったが吉日、文章化しておく。それにしても、仕事の話を自分で記録したところで芸術性に欠け、読み返しても何も面白くない。